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ドキュメント

create nuxt

init コマンドは新しい Nuxt プロジェクトを初期化します。

Terminal
npm create nuxt@latest [DIR] [--cwd=<directory>] [-t, --template] [-f, --force] [--offline] [--preferOffline] [--no-install] [--gitInit] [--shell] [--packageManager]

create-nuxt コマンドは unjs/giget を使用して新しい Nuxt プロジェクトを初期化します。

引数

引数説明
DIR=""プロジェクトディレクトリ

オプション

オプションデフォルト説明
--cwd=<directory>.作業ディレクトリを指定
-t, --templateテンプレート名
-f, --force既存のディレクトリを上書き
--offlineオフラインモードを強制
--preferOfflineオフラインモードを優先
--no-install依存関係のインストールをスキップ
--gitInitgit リポジトリを初期化
--shellプロジェクトディレクトリでインストール後にシェルを開始
--packageManagerパッケージマネージャーの選択 (npm, pnpm, yarn, bun)

環境変数

  • NUXI_INIT_REGISTRY: カスタムテンプレートレジストリを設定します。(詳細はこちら).

tips

このセクションは公式ドキュメントの翻訳ではなく、本サイト独自の補足記事です。

Nuxt プロジェクト初期化の補足解説

Nuxt で新しいプロジェクトを始める際に使う create-nuxt コマンドは、単にテンプレートをコピーするだけでなく、開発環境のセットアップをスムーズに行うための強力なツールです。本記事では、このコマンドの利点や使いどころ、実務での具体的な活用例、そして注意すべきポイントを丁寧に解説します。


1. イントロ:なぜ create-nuxt が便利なのか?

新規プロジェクトの立ち上げは、依存関係の設定やディレクトリ構成の準備など、意外と手間がかかります。create-nuxt コマンドはこれらの作業を自動化し、以下のような課題を解決します。

  • 手動での設定ミスを減らし、安定した初期状態を作れる
  • 複数のテンプレートから選択して、プロジェクトの目的に合った構成を素早く用意できる
  • 依存関係のインストールや Git 初期化もオプションで一括実行可能
  • オフライン環境や特定のパッケージマネージャーを指定して柔軟に対応できる

これにより、開発者はすぐにコーディングに集中でき、プロジェクトの立ち上げ時間を大幅に短縮できます。


2. まず結論:create-nuxt の要点

  • プロジェクトディレクトリの指定が可能:任意のフォルダに新規作成できる
  • テンプレート選択ができる:公式やカスタムテンプレートから選べる
  • 依存関係の自動インストールを制御可能--no-install でスキップもできる
  • Git リポジトリの初期化がオプションで可能--gitInit で即コミット準備
  • オフラインモード対応:ネットワーク環境に応じて柔軟に動作
  • パッケージマネージャーの指定が可能:npm、pnpm、yarn、bun に対応

3. いつ使うべきか?使わない方がよいケース

使うべきケース

  • Nuxt プロジェクトを初めて作成する場合や、標準的な構成で素早く立ち上げたいとき
  • チームで統一したテンプレートを使い、環境差異を減らしたいとき
  • CI/CD パイプラインの初期セットアップで自動化したいとき
  • ネットワーク環境が不安定な場合にオフラインモードを活用したいとき

使わない方がよいケース

  • 既存のプロジェクトに手動で細かいカスタマイズを加えたい場合
  • 独自の複雑なセットアップが必要で、テンプレートが合わない場合
  • 依存関係のバージョンを厳密に管理したい場合(手動での管理が望ましい)

4. 実務でよくあるユースケースとサンプルコード

ユースケース1:標準的な Nuxt 3 プロジェクトの作成

npm create nuxt@latest my-nuxt-app
  • デフォルトテンプレートを使い、依存関係も自動でインストール
  • すぐに開発を開始できる状態になる

ユースケース2:特定テンプレートを使ったプロジェクト作成

npm create nuxt@latest my-blog -t blog
  • ブログ用に最適化されたテンプレートを利用
  • 事前に用意されたページや設定が含まれているため、カスタマイズが楽

ユースケース3:オフライン環境でのプロジェクト初期化

npm create nuxt@latest my-offline-app --offline
  • ネットワーク接続が不安定な環境でもテンプレートをローカルキャッシュから取得
  • 開発環境の構築を中断せずに進められる

5. よくある落とし穴・注意点

SSR と CSR の違いに注意

create-nuxt はあくまでプロジェクトの初期化ツールであり、SSR(サーバーサイドレンダリング)やCSR(クライアントサイドレンダリング)の挙動には直接関与しません。ただし、テンプレートによっては SSR 向けの設定が含まれているため、用途に応じてテンプレート選択を慎重に行いましょう。

Hydration エラーの原因になりうる設定ミス

初期化後に手動で設定を変更すると、Hydration(サーバーでレンダリングした HTML とクライアントの Vue コンポーネントの同期)でエラーが発生することがあります。特にテンプレートのカスタマイズ時は、Nuxt の推奨設定を尊重することが重要です。

パフォーマンスへの影響

依存関係の自動インストールをスキップしたり、不要なテンプレートを使うと、ビルドや起動時間が長くなる可能性があります。必要な機能だけを含むテンプレートを選び、--no-install オプションは状況に応じて使い分けましょう。


6. まとめ

create-nuxt コマンドは、Nuxt プロジェクトの初期化を効率化し、開発者の負担を大幅に軽減する便利なツールです。テンプレートの選択や依存関係の管理、Git 初期化など多彩なオプションを活用することで、プロジェクトの立ち上げをスムーズに行えます。実務での活用例や注意点を理解し、適切に使いこなすことで、より良い開発体験を実現しましょう。


初期化後は必ず package.jsonnuxt.config の内容を確認し、プロジェクトの目的に合った設定になっているかチェックすることをおすすめします。